鍋日記。モントリオール編。

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ケベック州の出生前検査プログラムと、大学病院と、大学病院の帰りに事故られた話。


出生前検査の流れ

6月13日 エコグラフィー(NT)、一度目の血液検査
7月4日 二度目の血液検査
7月12日 主治医から電話にて結果連絡
7月17日 CHU Ste-Justine(大学病院)から電話連絡
7月18日 主治医と会う(本来は13日に来てほしいと連絡があったものの、急過ぎて都合がつかず18日まで延期)
7月24日 CHU Ste-Justineでカウンセリング及び検査
7月28日 主治医との予約(予定)
8月14日 エコグラフィー(予定)


ケベック州で無料で勧められている出生前検査の内容について調べました。

つーか、受ける前に調べて納得してから受けろよ!
という話なのですが、そもそも出生前検査は一切受けるつもりはなかったので、
あれよあれよと医師とナースに勧められ、紙を渡され、何も考えていなかった…。

実際、もし結果が心配する必要のないものであれば、こうして調べる事すら
しなかったと思います。

Le Programme québécois de dépistage prénatal de la trisomie 21 
et clarté nucale

と呼ばれる出生前検査プログラムがあります。

これは、妊娠初期と妊娠中期に1度ずつ血液検査を行い、
妊娠初期にclarte nucale = nuchal translucency =の首の後ろの厚さを測る
超音波検査をするというもの。

血液検査では
1st trimester(初期)にはPAPP-A
2nd trimester(中期)にはAFP, uE3, hCG, インヒビンA (クアトロテスト)
の数値を調べるようです。

そこに、妊婦の体重や、親族内に染色体異常の人がいるかどうか、糖尿病の有無、
妊婦の出産時の年齢を加味して、確率を出すというもの。

これはSerum Integrated Prenatal Screening (SIPS)と呼ばれておりダウン症の検出率は
95%程となるそうです。
疑陽性率は5%程だとか。
95%の検出率ということは、「陰性」と出た中でも5%の人が実際染色体異常の
子供を妊娠しているという計算。
疑陽性率5%に関しては、どのような計算ができるのかは調べ切れませんでした。



大学病院、CHU Ste-Justineへ行ってきました。

まずは遺伝カウンセラーとのカウンセリング。
カウンセリングは結構長くて1時間強。
トリソミー、トリソミー21とは…という簡単な説明から始まり、
今度は家系図みたいなものを作って(祖父祖母・従兄弟の代まで)その中に
遺伝性疾患が疑われる者がいないか、ということを探っていきます。
特段問題無し。

それからなぜスクリーニングで引っかかったかという説明。
主治医と同じで「血液検査の結果、どれが悪いということではなく、全体的に見るとこうなる」
とのこと。
よく分からないので、質問すると、丁寧にきちんと答えてくれました。

その後、エコグラフィー。
普段のエコグラフィーは、こちらでは医師ではなくエコグラフィー専門の技師が見て、
問題がない限り医師は出てきませんが、今回のエコグラフィーは医師もきちんと
見てくれました。
手足の指がきちんとあるか、手足の長さ、鼻骨、頭の長さ、心臓や消化器等
時間をかけてじっくり見てくれました。
こちらのエコグラフィーでも特段問題は無し。

エコグラフィーの後、遺伝カウンセラーと再度カウンセリング。
エコーの結果は特段問題がないので、1/51という数字は変わりません。
(エコーで問題が見つかると、確率が上がるということ)
この先できること、という選択肢に関して説明がありましたが、
私たちは既に「産む」ということ、「羊水検査は受けない」ということは決めていたので
そのことを言うと、もっと羊水検査を勧められると思っていましたが、
そうでもなくちょっと気が抜けた。

NIPT(新型出生前診断)を受けるかということは、受けない方に心が傾いていたものの
少し迷いがあったので、その旨を言うと「一応」ということで、処方箋を出してくれた。
NIPTは自費になるので、一部のプライベートクリニックでしか受けられず、500ドル程かかります。

私は堕胎する気持ちは一切ないのだけど、ダウン症の子供は絶対に産めない!
という人は日本もケベックも決して少なくない。
NIPTの場合、信憑性はかなりあるものの、疑陽性が1%程あるということ。
そのため、NIPTで陽性が出た場合の堕胎は認められず、
最終的に羊水検査で陽性が確認されないことには堕胎は認められないとのことでした。

どの決断をしても、私たちの選択が尊重される感じで、説明も丁寧で、
こちらが質問した事に対して真摯に答えてくれる。
こちらの気持ちに寄り添ってくれる遺伝カウンセラーとのカウンセリングは
結果的に大変良い経験になりました。

ところで、帰り道、「NIPTを受けるか否か」という話し合いをしながら、
モントリオールでご飯でも食べていこうかと、雨の中鍋ヲ君が運転していたのですが、
赤信号で信号待ちをしているところに、突然車に振動があり…またしても事故られました…
我が家の真後ろで信号待ちしていた人が本当に良い人で「証言してあげる!」と
車から降りてきてくれたのですが「どうしてこんな事故になるのか意味が分からない!」と…。
片側一車線で、我が家の後ろには多数の車がいたところで、なぜか後方左サイドから
車がまるでスライディングしてきたという…。
どこから来た??!

しかも、証人になってくれた人が「あ、あそこに車のパーツがまだあるよ!」
と拾おうとしたところ、そのパーツの上をトラックが走って行って、木っ端微塵。
せ…切ない…。

受難フォレ子(我愛車)、鍋ヲ君とフォレ子の相性がよっぽど悪いのか…
これで3夏連続、事故られる(鍋ヲ君はゼロ責任)in モントリオール。

加害者は若い女の子で、おんぼろカー。
「そーりー!!」と、その場で財布出して「現金でお金払うわ!」など言ってきたのですが…
「保険会社通しましょう(多分あなたの持ち合いのキャッシュでは支払い切れないYO)
と、いつも通りの情報交換→保険会社への連絡→今回は自分でスバルへ連絡
と言う手順を踏んでいるところです。

07251701.jpg 

軽微とは言え、事故は相当ショックなものでした。
でも、ぐだぐだ思い悩む私へのメッセージだった気も…。
世の中には、予期せぬ事、自らの力ではどうしようもないこと、準備のしようのないことが
沢山あるのだと…。

だからNIPTは受けない。

これ以上検査してどうする産むんだろ??

「いやいや、でも陽性と出たら準備できることが沢山あるから」
と思っていたけれども、実際その子と過ごしていないのに、心の準備&知識以外に
何を準備することができる??イレギュラーな事態はこれから先も沢山あるはず。
避けられぬ・自らの力ではどうしようもできないことに準備はできない。

遺伝カウンセラーとの話の中で、今準備出来ることは実はあまり無い
というようにも私たちは感じた。
「リスクが高い」という事実だけでも、心の準備や知識や情報収集はできる…。
頑張って情報収集をし過ぎてそれが逆に妊娠中のストレスや負担に繋がってしまう
ということも感じた。

エコグラフィーで、一切のマーカーは確認されず、順調にお腹の中で
成長している我が子の姿を医師の元で確認できたじゃないか。
それで十分なのではないか…。

そもそも出生前検査は受けるつもりはなかったのだから、もうこのままでいいんじゃない?

それが今のところの答え。

次は3週間後にエコーの予定。
echo.jpg 

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プロフィール

鍋コ。

Author:鍋コ。
★ポン酢★
2008年9月9日モントリオール生。
ボストンテリアXシーズーの雑種♂
皆に慕われる(?)『親分』
4歳で遅咲きアジリティデビュー。

★昆布★
2008年9月10日モントリオール生。
シーズーの♂。
シーズーらしく超頑固。
愛玩犬なのにアウトドア大好き!
無類の肉好き。
トレーニングとなると俄然張り切りだす働き者。

★鰹節(通称:カツオ)★
パピーミルレスキューから譲渡してもらったDNAテストによるとシュナウザーXキャバリアXイングリッシュコッカーXその他雑種♂猿に劇似。
年齢不明。
超怖がり、しかし超優しいヤツ。
クリッカーに始まりオベディエンス、そして現在アジリティデビュー目指し中。

☆鍋コ☆
ポン酢昆布カツオの飼い主。
犬IS MY LIFE。
脱会社員後モントリオールでグルーマーしてます。

☆鍋ヲ☆
鍋コの夫。
カナダ、ケベック人。
アジリティ・犬への情熱半端無し。

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