鍋日記。モントリオール編。

お断り:お料理ブログではありません。犬ブログです。

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Category: カツオ

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カツとの5年目。


誕生日どころか、年齢不詳のカツ、所謂『うちの子記念日』というやつが
今年もやって来ました。

カツは2011年12月13日に、我が家にやって来ました。

カナダでも歴史的なパピーミルレスキュー、600匹というあり得ない数の犬が一度に
一つのパピーミルからレスキューされたのですが、その内の一匹でした。

レスキューに携わる友人のお陰で、幸運なことに、夫婦共々シェルターでボランティアを
させていただく機会があり、その中で、最後の最後まで、貰い手(シェルターや愛護団体)が
見つからずに居たモンキードッグ、それがカツ。

シェルターで初めて付けられた名前はこれ。

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カツはオンタリオ州にも近いケベック州の某所のパピーミルに居ました。

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こんな感じで仕切られていたのですが、考えてみて下さい。
去勢・避妊手術していない犬達が600匹。
ヒート中のメスが部屋にいれば、この衝立なんて意味ないですよね???

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アメリカのヒューマンソサエティ(HSI)主導で、レスキューが行われ、
このような場所で裁判の結果=パピーミルのオーナーが所有権を放棄するまで
過ごしました。(私もここでボランティアをしました。)

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我が家に来た日。

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このケージから自ら出てきてもらいたくて、
取りあえず食べ物で釣ってみました。

チーズ、ホットドッグソーセージ、チキンetc。

このような病的に怖がりな犬には、どんな食べ物も通用しませんでした。

リードを引っ張るのではなくて、自らの意思で出てくるまでに1週間以上要しました。

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そして、今でこそ、対他の犬に関して、素晴らしいカツ。
我が家のポン酢と昆布のよいムードメーカーでもあり、
トリオはとても仲良く過ごしているのですが、初日はこのザマ。
無礼甚だしく、この2秒後に昆布に切れられました。

更に、昆布に足を上げておしっこ引っ掛けようとしたしね。(マーキング)

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初めてのクリスマス。

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初めて食べる木の枝。

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ふと気付くと、この子はいつも背中を何かにもたれかかる形で座っていました。

これがまるで猿のようで、おかしい~かわいい~!!
と笑っていたものですが、実は切ない事情がありました。

パピーミルでは狭いケージや狭い場所に何匹もの犬と一緒に入れられます。
所謂、自分だけの安全な場所がありません。
なので、怖いものを避ける為、安全を確保する為、犬達は隅の方に寄る習性が芽生えます。
隅=壁・・・。
何か怖いことがあれば、直ぐに壁が背中にくっつく状態。
そのように過ごしてきたので、壁に背中をくっつけることが癖になっているのだそうです。
実際、同じパピーミルからレスキューされた多くの他の犬達も同じ癖がありました。

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カツが我が家に来てから4年という月日が経過しました。

心臓に雑音があるものの、これと言って大きな病気や問題を抱えることもなく、
今日も元気に天真爛漫にやっています。

レスキュー当時、2-5歳、という獣医の話でしたので、
6-9歳の間であると思うのですが、全く想像がつきません。。。

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私は、カツは幸せだと自負します。

レスキュー時に、「この犬は大変だ・・・」と言われたカツ。
実際、当初は「これは躾けるの大変だ・・・」と思う場面も沢山ありましたが、
人間である私の方が沢山学ぶ機会を与えられ、仕事においても、人生においても、
カツがいなければ今の自分はありません。

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カツはちょっとだけ特殊な事情がある犬ではありましたが、
日本中、世界中のレスキュー、及び保健所には、
本当にあり得ないほど沢山の、「どうしてここに居ないといけないの?」
と思わされるような、家庭犬にぴったりの犬猫が居ます。

いや~、でも仔犬から飼わないとさ~・・・
と思われる方も大勢いらっしゃると思うのですが、稀に仔犬もいます。

また、仔犬のトイレトレーニングは大変です。
最低でも月齢+1時間ごとに外に出さねばなりません。
歯が痒いので、家具や電気コードや靴等、ガジガジ食べちゃいます。
仕事せずに誰かが家に居てあげることできますか?

成犬ならトイレトレーニングの必要が無い場合も多いですし、
既に癖が分かっている場合が多いので、トレーニングも楽だったりします。

いや~、でもピュアブリードが欲しい・・・。

そのピュアブリードが棄てられる為に、驚く程、ピュアブリードの犬達が
保健所やレスキューに居ます。。。

また雑種ではダメな理由って何?
猟犬や使役犬で、どうしても犬種の特性を求めている場合以外に、
どうしてもピュアブリードでないといけない場合って、何なんでしょう。

インターネットで対面不要で安価で簡単に購入できる命。
(100万円ってのもあったけど・・・( ̄ー ̄;))
ペットショップのショーケースで売られる命。
それらを選択するということは、パピーミルをサポートするのと同様の意味になってしまうのです。

是非とも、1人でも多くの方に、『パピーミル』という言葉を知っていただければと思っています。

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comments
 
カツ、うちのこ記念5周年おめでとう。
若いと思っていたけど、5年も一緒だったんですね。辛いスタートだったけど、楽しいおうちのこになれてよかったね!

このパピーミル、ホーダーぽいですね。
ここからの仔犬とか、純血種で売られたりしてたんでしょうか?

個人的には、評判のよい保護団体からアダプトするのが一番リスク低いと思います。難しい犬は隠さず言ってくれますしね。

これからも、カツとのライフを楽しんでください。
おめでとうございます 
そんな可哀想な過去があったのですね。
私は、オゥシーの小太朗が初めての飼い犬で、かつてはオーストラリアンシェパードという犬種に特別な思いを抱いていました。
昨年、黒毛ということ以外は一切確認できないほど、距離を置いて私達を見つめる野良に気づきましたが、何とか近づこうとしても震える声で懸命に威嚇してくるし、里親になろうと保護したところで伝染する病気を持ってたら?小太朗との相性が悪かったら?と不安でした。
でも、車から乗り捨てられた様子や、その後 通行人に棒で強打された様子を目撃した近所の方の話を聞いて、覚悟を決めて保護したのが鈴です。
パピーミルや、ショップの売れ残り動物の末路、無責任な飼い主の保健所への持込み、日本も様々な問題や闇があることを知るほどに、私も犬種に何ら価値を見出さなくならなくなりました。
あっ、すいません。アツくなって長文になっちゃった。
 
いやいや、ハッピーカツですね。うちのシェルター犬もご満悦で今寝ています。

もうね、シェルター犬だって8835優秀だぞって感じで自慢できちゃいますよ。おほほ
Re: タイトルなし 
>cocoさん。
5年目、なので、丸4年が経過しました。
もう?!と飼い主もビックリです。

この一時シェルターの職員のFBページがあって、カツのシェルター時代の写真も載っていました。
まだ行き先(レスキュー)が見つからない・・・とても難しい怖がりの子・・・と。
でも、本当に土壇場で我が家で引き取れることになって、職員の人達も喜んでくれていたようで、今更ながら嬉しくなりました。
そして、職員の方々には本当に感謝しています。

ちなみにこのパピーミルは、犬図鑑でしか見たことがないような純血種ばかりでした。
初めて目にした犬種も沢山ありました。
が、狭いケージの中で、特に大型犬はおかしくなってしまっていました、、、(精神的に)

レスキューやシェルターを敬遠する人、案外まだ多いんですよね・・・(ケベックでも)
犬はペットショップで買うもの、ペットショップはダメ、インターネットで「ブリーダー」見つけたという人(実際はkijiji)
なんとかうまく説明できるようになれないものか、と日々考えています。。。
 
お久しぶりです。
カツをblogで見て以来、日本の名バイプレーヤーに似てると思い、勝手に親近感わきながら今日まで拝見しております(^ ^)

パピーミルから1匹の犬を救い出す決意、覚悟はそう簡単ではないと思います。
カツの躍動感あふれる写真を見ていると、鍋家に来て本当に良かったなあと思っています。
カツの目が、今のカツの心情を表していますね(^^)
犬を家族に迎い入れる理由は、その人その家族それぞれありますが、最期まで寄り添う覚悟が無いと、可愛いという理由だけでは簡単に迎い入れてはいけないと思いました。

なべこさんみたいな考えの人がもっと増えていくといいです!
生命の重さに上も下も無いですもんね。
グッときたblogでした。
極寒のケベックでなべこさんご夫婦もご自愛くださいませ(^ ^)
Re: おめでとうございます 
>いわたろーさん。
このレスキューは本当に勉強になりました。
レスキューと一言で言っても、色んな団体や行政が絡んでくるものだと。
そしてその中のしがらみ。

ところで、いわたろーさんの2ワン目、鈴ちゃんの件、いわたろーさんご本人でレスキューされたのですね!
威嚇してくる野良ワンコをレスキューして、小太郎君と良き相棒になるようにトレーニングされたいわたろーさんに頭が下がります。

本当意味分からないのは人間ですよね。
プライドなのか何なのか、保健所(こちらはSPCA等)には持ち込みたくない、え~い、棄てちゃえ!分からないだろう!!という気持ちが全くもって理解できません。(理解したくもありませんが)
ゴミじゃないんだから・・・。

鈴ちゃん本当に幸運な犬でしたね。
捨てる神あれば拾う神あり、じゃないですが、大分嫌な目に遭いながら、幸運を掴んだ強運の持ち主な子ですね。
本当に犬って素晴らしい生き物で、人間によって嫌な目に遭って人間不信になっても良いくらいなのに、また心を開いてくれる、素晴らしい生き物なんですよね。

 
かっちゃん、うちの子記念日おめでとう!!!
猿似のうちのといつもダブる。しかも同じheart murmur。
うちの小さい方は、いま推定5さい。うちの子記念日は2013、6月。いろいろあったけど、成犬で来た子がこんなに可愛く、いとおしいものになるとは思ってもいなかったよ。
2年以上たっても、いまだに家に来る人に吠えまくるんですが、おやつ持参の人にはなつくのが早い、ということがわかり(わたしが手渡したおやつは効果が薄い)、多くの人がおやつ持参で来てくれてます。
この楽しさを味わえないのは人生の損だと思うんだけどなあ。
ここはけっこうシェルターやレスキュー団体からきてる子が多いんですが、何故か地元の子が少ない。
地元のシェルターではなかなか譲渡してもらえない、と他国から連れ帰る人も多いです。いろんなことがありますね。

まだまだこれからどんな顔を見せてくれるか、楽しみだね!
Re: タイトルなし 
> wombatさん。
うふふ、カツに関しては、謙遜も何もする必要なく、幸せワンコ、カツにとっての世界一の飼い主ですよ!と胸を張って言えます。言います。

レスキューという選択肢もあるよ、と勧めてはいるのですが、日本ではレスキュー団体の多くが60歳以上だとNGだったりするそうです、、、
60代なんてそりゃさすがに超アクティブハイパーワンコなのに、運動しないインドア派の60代以上なら無理だと思いますが(というか若い世代でも無理!)、それ以外は、子育ても済んでまだ元気な世代なのに、狭き門になっていることにも疑問を感じたりもします。。。
Re: タイトルなし 
> のんたんさん。
お久しぶりです。
コメントどうもありがとうございます。

柄本さんですよね。笑)
柄本さんは渋目ですが、カツはくりっくりの目を今日もキラキラ、キュートですよ。笑)

カツはボランティア時に鍋ヲ君が恋に落ちた犬でして^^;
またボランティアをする機会を与えてくれた友人が、我が家に向いているのでは、という勧めもありました。
私個人的には、ウィートンテリアとか、珍しいピュアブリードの方がいいな~なんて思っていて、カツには全く興味なかったのですが、鍋ヲ君の信念に押される形で、また最後の最後までカツの行き先が見つからず、たまたま出くわしたHSIの偉い人と直談判することになって、譲渡が決まりました。
なので、本当に『運』です。

やっぱりインターネットやペットショップで簡単に命の販売するのはちょっとおかしいんじゃない?
と思うので、レスキューという選択肢を考える人が1人でも増えればいいな~と思います。
あとはきちんとしたブリーダーと、ペットショップ及びインターネット販売の『違い』を1人でも多くの人間が知ることになれば・・・とも思います。

ちなみに今年は暖冬で、まだまだそ~んなに寒くないんですよ~(マイナスですが。笑)
Re: タイトルなし 
> たい母さん。
お久しぶりです!
お元気ですか?

確かにマルちゃんとカツかぶりますね。笑)
マルちゃん、、、心臓に雑音ありますかーーー><

カツ、DNA検査の結果、キャバリアが入ってるということで・・・キャバリア=心臓病・・・。
まぁ、今のところ問題はなくいるのですが・・・このままなんとも無く居て欲しいものですよね><

たい母さんの地元のシェルターは譲渡条件難しいんですか><??
それとも人気犬に偏っちゃうのでしょうかね~・・・。

日本も60歳以上はアウトだったりするらしいです、、、
超エネルギーありあまる犬とか、運動量の多い犬種ならまだしも(というかそういう犬は若い人でもインドア派には向かないですし)60代なんてまだまだ体力的に元気だし、子育ても一息ついて、時間もあるのに、どうしてダメなの???!と思わずにはいられないんですが・・・。

マルさんとカツ、絶対気が合うと思うんですよね~。
いつか会わせる機会があれば素敵ですね☆
 
鍋コさんお久しぶりです、久しぶりに遊びに来ました!カツオちゃんが来て丸4年も経ったのですね。このハイファイブの写真、素敵です。ふたりの心が通じ合っているのが伝わります。

パピーミル、私もアメリカで犬を飼うことがきっかけで(正確にはブログをしていた事で)知ることができました。これからも鍋コさんのブログでたくさんの方がパピーミルやペットショップの裏側に目を向ける事を願うばかりです。

犬猫、しいては動物全体について考えるきっかけを私の場合はアンディが作ってくれたと思っています。本当、犬で人生変わりますね(^^)

ではでは、カナダは寒いと思いますが風邪引かないでくださいね。
また遊びに来ます。


管理人のみ閲覧できます 
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし 
> アンディママさん。
お元気ですか?
コメント本当にどうもありがとうございます。
更新されていないことは知っているのですが、時々アンジャクビントリオ覗いてます。

このハイファイブの写真、私もお気に入りで、こちらでも最近動物の写真を専門に撮るサービスが増えてきているのですが、夏に撮ってもらいました。
彼女の写真は、友人が撮ってもらっていていいな~と思っていたのです。
撮影はめちゃくちゃ早くて、若い子だし(!超偏見。苦笑)大丈夫なのか??!と思ったのですが、出来上がりの写真に感激したものです。
やはり写真は素敵ですね。

パピーミル、百聞は一見にしかず、で私もパピーミルそのものは見ていないのですが、パピーミル、それもそこまで衛生状況は悪くないパピーミルだったのにも関わらず、レスキューされた犬たちに触れて衝撃を受けました…。
精神的に壊れている犬が多かった…。
ペットショップで売られて、仔犬~若いうちに家庭犬になれば、精神的に壊れる事もないでしょうから、「何言ってるの??」と言われればそこまでなのですが、そんな壊れた犬が存在しているのは、ペットショップやネットで仔犬をか買う人がいるからで…。
うざがられても、伝えていきたいと思います。

ばたばたしておりまして、すぐにコメント返信ができなかったのですが、あっという間に今年もクリスマスイブ。
アンディファミリー、素敵なクリスマスとよいお年を☆
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プロフィール

鍋コ。

Author:鍋コ。
★ポン酢★
2008年9月9日モントリオール生。
ボストンテリアXシーズーの雑種♂
皆に慕われる(?)『親分』
4歳で遅咲きアジリティデビュー。

★昆布★
2008年9月10日モントリオール生。
シーズーの♂。
シーズーらしく超頑固。
愛玩犬なのにアウトドア大好き!
無類の肉好き。
トレーニングとなると俄然張り切りだす働き者。

★鰹節(通称:カツオ)★
パピーミルレスキューから譲渡してもらったDNAテストによるとシュナウザーXキャバリアXイングリッシュコッカーXその他雑種♂猿に劇似。
年齢不明。
超怖がり、しかし超優しいヤツ。
クリッカーに始まりオベディエンス、そして現在アジリティデビュー目指し中。

☆鍋コ☆
ポン酢昆布カツオの飼い主。
犬IS MY LIFE。
脱会社員後モントリオールでグルーマーしてます。

☆鍋ヲ☆
鍋コの夫。
カナダ、ケベック人。
アジリティ・犬への情熱半端無し。

コメントやメール大歓迎デス☆

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