鍋日記。モントリオール編。

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Category: ケベック州のこと。

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ケベック州におけるペット事情。


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先日、MBAの研究課題として、日本とカナダのペット事情に関して
調べている方々とお話をする機会がありました。

ただ、カナダとひとくくりにするにはカナダは広すぎて、
州によって法律が異なるのは勿論、ケベック州は何に関しても他の州とは異なる
・・・というのが前提で。
また、私も答えられない事、知らない事、なんとも言えない事、
ざっくりとしか知らないこと、多々あると痛感しました。

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『Protégez-Vous』というケベックの雑誌の情報によると、

ケベック州では

39%の家庭で1匹以上の猫
29%の家庭で1匹以上の犬
10%の家庭で犬猫以外の小動物
ペットを一切飼っていない家庭は39%
(重複含む)

が飼われている計算になるそうです。
つまり、猫の方が多い。
東側の州(オンタリオ含む)は猫の方が人気という結果。
逆に西側は犬の方が人気。

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5年前の記事になってしまいますが、ケベックの獣医師の記事で
このようなものがあります。
5年前とは言え、決して昔話ではなくて今もそんなに変わらないという事実。

Les Québécois, de mauvais «parents» pour les animaux?

1)ケベックの約半分の世帯(45%)でペットが飼われている状況であるが、
平均すると2年しか飼われていないという統計がある。

(つまり、犬の平均寿命12年、猫の平均寿命15年と考えると、手離す人間が多いということ。)

5年前の記事ではあるけれども、今も変わらない…。
ポンコンカツの獣医さんも同様の事をおっしゃっていました。


2)ケベックは、カナダの他の州やアメリカと比較しても、捨てられるペットが抜きん出て多い。

3)ケベックは、毎年500、000匹(half-million)のペットが捨てられる。

4)3)の捨てられるペットは大概シェルター行きになるが、その80%は安楽死されてしまう。

5)ケベックには、1800に近いPUPPY MILLが存在しており、
4、000、000匹の犬がケベック内外(カナダ他の州、アメリカ)で売買されている。

(※ケベック州の法律上PUPPYMILLを経営するのが容易なため、
  実はこれらPUPPY MILLのオーナーは、ケベックの人間ではなく、
カナダの他の州やアメリカからやって来た人だったりする)

6)ケベック州の人口は800万人。そして毎年500、000匹のペットが捨てられる。
フランスは、ケベックの人口の約8倍(63.4ミリオン)の人口に対して、
毎年捨てられるペットは5分の1(100、000匹)

7)ケベック州で捨てられるペットの半数は、毎年7月1日のMOVING DAYに捨てられる。

※ ケベックでは7月1日がMOVING DAY=引越しの日です。
7月1日がCANADA DAYで祝日なのと、賃貸の場合の契約終了が6月末日であることが多いのです。
多くの人が7月1日に新居に引っ越すわけですが、その際に、新居にペットを連れていけないということで
シェルターが毎年機能しない程にパンクします。

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ちなみに某雑誌で、犬・猫の一生に掛かる平均金額が出ていました。
犬12年、猫15年と換算して、猫は30、429ドル、犬は30、602ドルだそうです。
(※300万円前後)

犬だって、小型犬は15年は生きるし、病気したり怪我したり、
実際はもっと掛かると思います。

05171604.jpg


子犬から飼うなら去勢・避妊手術費用
毎月の食事、おやつ代
毎年の健康診断・予防接種・フィラリア、蚤、ダニ予防薬
トリミング料金

旅行するなら留守にする間のホテル代

これらは必須。

更に個人的には、
犬のトレーニング代
予期せぬ病気・怪我の際の治療代


お金の事は勿論ですが、それ以外にも時間や行動に制限が出てしまう事。

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ケベック州でのペットに関する事実。

皆さんどう思われますでしょうか。




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comments
 
捨て犬の多さに驚きました。
カナダは、豊かな自然の中で犬たちがのびのびと暮らしているイメージがありました。やっぱり、殺処分が多いことは社会として問題だと思います。

アメリカも州ごとに事情は違うんですが、ワシントン州は犬不足なので、他州からのアダプトも盛んです。ジェイクは、田舎のシェルターから転送されてきました。

忙しいシェルターだったら、ココもジェイクもアウトだったと思います。そう考えると、スペースを作るための殺処分は出来るだけない社会が理想かなぁと思います。
う~ん・・・ 
日本でも、アメリカでも、ペットを手放す人がいて、そうした動物を処分する施設がある一方、有名人などが音頭を取ったり、保護団体がいたりして、ペットを手放す行為や殺処分に反対する意思を示しています。
そうした動きは あまり大きくないのでしょうか?
それにしても、人口比で見ると、本当に多いですね(泣)
関係ないですが、MBAのカリキュラムでペット事情を調べることなんてあるんですね~ とても興味深いです。
Re: タイトルなし 
> cocoさん。

>捨て犬の多さに驚きました。

すみません、書き方が悪くて…。
捨て「犬」ではなくて、捨て「ペット」です。

この数の大半は猫です。
猫は、本当に里親がなかなか見つからないのです…。

> カナダは、豊かな自然の中で犬たちがのびのびと暮らしているイメージがありました。やっぱり、殺処分が多いことは社会として問題だと思います。

これも、カナダ全土ではなくて、抜きん出て多いのがケベック州です。
西に行けば行く程、状況は良くなります。

猫はほとんどが殺処分されるとも聞きました。
それ程里親が見つからない…。
それなのに次々にシェルターに送られる。

今は大きなシェルターだけれはなくて、個人のフォスターファミリーベースのレスキューなども盛んです。
シェルターも殺処分はなるだけしたくないとは思います。
でも、捨てられるペットが多すぎる。
こうしてがんばっている人間がいる半面、無責任な人間が多すぎるのです。
Re: う~ん・・・ 
>いわたろーさん。
日本よりも、有名著名人が声を上げていると思います。
こちらはチャリティーやボランティアが日本よりも盛んですから。
ボランティアもたくさんいます。
大きなシェルター以外にも、フォスターファミリーベースのレスキューもたくさん存在しています。

それでも追いつかないのです。

私の書き方も悪かったのですが、ケベックで手放されるペットの割合、大多数が猫です。
猫は里親がなかなか見つからないんです…。
殺処分の多くも猫だという統計を見ました。

そして、個人の感覚でも、日本よりも「ペットはシェルターから」という人が多くも感じます。
ブリーダーから迎えるよりも簡単・安い・何より沢山家族を待ってる犬・猫がいるのに敢えてブリーダーから迎える意味が感じられないんだよね~という方々にも沢山会いました。

MBAはペット事情というよりも、ペット産業だと思われます。
 
ペットすべての数字だったんですね。

猫は、こちらでも難しいです・・・簡単に増えすぎちゃいますしね。

ペット=犬って思っちゃう癖があります。笑
久しぶりです 
ご無沙汰です!
元気ですか?
こないだ、ヤフーニュースで、ペットショップの売れ残りを引き取る業者のことがのっていて、ショッキングでした。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ohtamasahiko/20160516-00053862/
ちょっと違うかもだけど、生き物と共に生活する以上、責任を持ってほしいです。
そして、そういう状況を産み出しているビジネスの現状。
ケベックが突出してペットを捨てる件数が多い件、理由を調べてみたい。
なにかあるよね?
Re: タイトルなし 
> Cocoさん。
そうなのです。

そして更にモントリオール市が今色々頑張ろうとしているのは良いのですが、
危険犬種を制限する動きも出てきてしまっております…。


Re: 久しぶりです 
> けいたろうさん。
お久しぶりです!
お元気ですか?
こちらは皆元気ですよ~!

ペットを飼うなら知識と責任を持つべき、それが常識。
しかしその常識が通用しない人間が多すぎる。
引っ越すから…(新しい引越先がペット不可)子供が生まれるから(もうノーコメント)
例えば大病を患ってしまったとか、致し方ない理由は存在するけど、稀なはずで、上記のような理由で自らを正当化する人間達に私はどうしても心を寄せられないのです。

ちなみにこの捨てられるペットの数、私も多すぎじゃないか??と思ったのですが「猫」込みなのですよ…。
こっちってけいたろうさん気づいたか分からないですが、野良猫ってほとんどいないんですよね、、、
でも野良が存在しないなんてありえないから、つまり野良はすぐ連れていかれちゃう…

日本もケベックも繁殖屋にとってはやりやすい土地(法律がきちんとしていない)で、
なかなかこの問題は解決されるのには時間がかかるのではないかと思います。

うちのお客さんでも「あんたんとこ、子犬売ってないの~??」って来る人が結構いるのです、、、
シェルターやレスキューを紹介して、ケベックの状況を説明するのですが
「あたしは子犬が欲しいのよ~~~~」
と相成ります…。
子犬だってシェルターにいることもあるのですが
「マルチーズが欲しいのよ~~~」
とか。。。

安価で子犬が欲しい。
ブリーダーは面倒くさい(審査もある)
だからペットショップは未だに人気である、、、

それでも生体販売するペットショップはだいぶ減ってはいるんですけどね~。
という点では、ケベックの方が日本よりも進んでるかも。

 
みんな元気でなにより!また行きます!
確かに野良猫いなかった…
昔は日本も野良犬も結構いたけど、いつの間にかいなくなったよね。
野良猫の数ってすごい多いと思うから、それを考えると、一概にケベック多すぎ!って訳でもないのかも。
とはいえ、ペットを安易に飼う人が多いのは事実。
僕もペット欲しいと思うこともあるけど、子供を持つのと同じわけで、やっぱり安易にはできない。結局人間のエゴなんでは、と思ったりもする。
例のペットショップ引き取りビジネスは本当にひどいよ。
売れ残ったら、商品のように入れ替えて、劣悪な環境で、ただ命が尽きるまで飼う、というか、放置されるなんて、やはり許されない。
生き物を、"生産"したり、販売することを、やっぱり考え直したほうがいいと思った。
Re: タイトルなし 
>けいたろうさん。
そうそう、公共の場であれなんですけど、鍋ヲ君のメールアドレス、もう何年も使ってないみたいで、メール送っても見ないパターンが多い(ジャンクになってる、、、)ので、何か連絡があれば、私にメールください。
鍋ヲ君のメルアドは…私も知らん…。笑)
いくつかあるみたいだけど、どれを残すのか、本人も分からんということでT_T;

そうそう、野良犬私が子供の時はまだいたんだけど。。。
田舎だと野良いるみたいですけどね。捨てちゃうから。それでも気づけばいなくなってるパターン。
まずこちらは野良犬・野良猫は見ないです、、、

ペットってぬいぐるみと違いますからね、、、
でも皆飼っちゃうのよね。
それでも飼ってからその責任感と楽しみに目覚める人もいっぱいいっぱいいるんだと思うけど、皆が皆そうじゃないから…。
悲しい話ですが…。

日本のペット産業の闇もかなり深いみたいです、、、
 
鍋ヲ君、全く音沙汰なしやねん(>_<)
じゃあ鍋コさんにメールするね。前に教えてもらったgmailのアドレスでよい?
ちなみに今年、9月最終週あたり予定してます(^o^;)
Re: タイトルなし 
> けいたろうさん。
多分それ、メール届いてない…。
届いてるとは思うけど、メールアカウントにアクセスしていないので、本人読んでないと思う…。
そうそう、私のメールは名前@GMAILのアドレスです~!
夏は仕事と週末は犬イベントで予定いっぱいなので、また日にち決まったらご連絡くださいー!
予定が合えばぜひお会い致しましょう!
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プロフィール

鍋コ。

Author:鍋コ。
★ポン酢★
2008年9月9日モントリオール生。
ボストンテリアXシーズーの雑種♂
皆に慕われる(?)『親分』
4歳で遅咲きアジリティデビュー。

★昆布★
2008年9月10日モントリオール生。
シーズーの♂。
シーズーらしく超頑固。
愛玩犬なのにアウトドア大好き!
無類の肉好き。
トレーニングとなると俄然張り切りだす働き者。

★鰹節(通称:カツオ)★
パピーミルレスキューから譲渡してもらったDNAテストによるとシュナウザーXキャバリアXイングリッシュコッカーXその他雑種♂猿に劇似。
年齢不明。
超怖がり、しかし超優しいヤツ。
クリッカーに始まりオベディエンス、そして現在アジリティデビュー目指し中。

☆鍋コ☆
ポン酢昆布カツオの飼い主。
犬IS MY LIFE。
脱会社員後モントリオールでグルーマーしてます。

☆鍋ヲ☆
鍋コの夫。
カナダ、ケベック人。
アジリティ・犬への情熱半端無し。

コメントやメール大歓迎デス☆

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