鍋日記。モントリオール編。

お断り:お料理ブログではありません。犬ブログです。

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Category: ケベック州のこと。

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ピットブルって?モントリオールBSL施行。


先日「モントリオール、ペットに関する法律の改訂に向けて。。。」というブログをUPしたのですが、
その後、東モントリオール地区で、自宅の裏庭で、55歳の女性がピットブルに殺されてしまうという
大変な悲劇が起こってしまったのです。

詳しい状況は分からないのですが、その後の検死解剖結果、
死因は犬に噛まれた事ということでした。

http://www.ctvnews.ca/canada/pitbull-that-killed-montreal-woman-had-attacked-before-lawyer-1.2941147

その後、ピットブル禁止(BSL)の方向へどんどん動いていきます。

ケベックシティに関しては、
「ピットブルは1月より全面禁止。
今現在ピットブルを飼っている飼い主は、1月まで半年間の猶予があります。
それまでに、ピットブルを処分すること。(安楽死させること)


市長が 「処分する事」と明言していたのには、心底驚いた。

Les pitbulls seront bannis à Québec

そして、とうとうモントリオール市も、ピットブル禁止という条例を打ち出しました。
ピットブル以外にも、危険犬種の飼育を制限するという、いわゆる
BSL (breed specific legislation)が今年の9月より施行されます。

CTVニュース、モントリオール市のBSLの記事。
(ちなみにこの映像の中で友人がインタビューされています。)
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
Montreal to ban pitbulls, other dangerous breeds


さて、そもそも、「ピットブル」とは?
勘違いしている方が日本もケベックも多くいるのですが、
ピットブルはあくまでも特定の犬種ではなくて、犬のタイプです。
外見だけで判断すると、まったくブル系が入っていないのにも関わらず、
例えばラブラドールとシェパードのミックスでもピットブルのような外見で生まれる犬も。
ここで禁止すると言っているピットブルとは、主に
アメリカン/スタッフォードシャーブルテリア、及びそれらのミックスです。

モントリオール、ケベック州には、沢山のピットブルが存在しています。

保護犬を育てる人たちも多く、犬に対する意識が大変高く、
上手にトレーニングしている人たちが大勢います。

がしかし、反面、イメージだけで犬の知識など到底なく、
「強い犬」を求めて飼っているバカな飼い主も多いのは否めません。

飼い主をコントロールするべきではあるとは思いますが、
さて、どのようにコントロールすることができるでしょうか…?

結局、最良の方法が見つからないから、犬種自体を禁止してしまおうと出てしまうのは
致し方なくも思えてしまいますが…。

モントリオール市の条例では、現在既にピットブルを飼っている人は
1)公共の場では、必ずリードとマズルを装着すること。
2)去勢・避妊をさせて、マイクロチップを入れること。
等、制限されるそうです。

正しい飼い方をする飼い主は、これらの決まりも忠実に守ると思うのです。
問題は正しい飼い主ではないのです…。
しつけ教室の義務化などを謳う自治体もありましたが、
これだって正しい飼い主は愛犬の為に従うでしょう。


先進国で生きる私たち人間は、「メディア」というものに左右されて生きています。

この頃のピットブルに関するレポートは目に余るところもあり、
特に犬に無知な人間や、犬が嫌いな人間が、ますます嫌悪感を示してしまうように
報道が向いているようにさえ思えます。

よって、ケベック州のあらゆるところで、ピットブル及び、その飼い主への嫌がらせが横行しています。
ピットを飼っている家の庭に、毒入りの餌が巻かれたり。
私のお客さまは通りすがりに、歩道で見知らぬ男性に犬を蹴られたと。
(全然ピットブルでもないし、ピットブルに似てもいない…。)

どうしたらこのような悲劇がなくなるのか。
どうしたらバカ飼い主を排除できるのか。
でも飼い方を間違っている飼い主って…結構いるんじゃないか。

人間とは本当に愚かで、悲しい生き物だ。




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comments
 
BSLに効果がないとして、やめたところもあるというのに、何をいまさらですが、行政も事故が起こったら何か手を打たないといけないから法律作ろうって感じなんでしょうね。

法律が出来る前にすでに飼っていたケースは、免除されることを望みます。サポートしてくれる弁護士がいれば、何とかなるじゃないかなぁと期待しています。殺処分は市長が直接やってくださいと言いたいです。

飼い主がピットブルと認識していないのに、近所の人の意見が重視されるのかとかややこしい。

今、アメリカでは、ピットブルかアメリカンブルドックかでもめているケースがあるそうです。解釈の違いがまだあるみたいです。ジェイクの見た目(書類上ブリィじゃないですが、近所の人にはピットかと聞かれました。)でも対象になるかもと思うと、法律の滅茶苦茶さが分かります。

安易に飼ってほしくないので規制が必要なのは理解できますが、全面禁止でしか達成できないのは悲しですね。

UKのビヘイバリストが、子供が年長者を敬わない社会では犬の事故は減らないと言っていました。本当は、問題は人間とその社会にありますよね。
Re: タイトルなし 
> cocoさん。
何に関しても遅れてるケベック州ですので、前々から話にはあがってきていましたが「いまさら」

ケベック州としての見解は、あくまでも各自治体に任せるとのことでしたが
今回の悲惨な事故により、州として禁止せざるを得ない状況になるとの発表。

モントリオール市としては、マズルと去勢避妊手術、マイクロチップの義務化とのことですが、マズルを嫌がる犬もいる&マズルが与えるイメージが嫌だと思う飼い主で、散歩に出す飼い主が減ってしまう=社会化に乏しい犬が増えるのはまた問題ではないかとも…。

ケベック市長に関しては、おそらく犬を知らないか、犬が苦手・嫌いな人間じゃないかと思うようなインタビューでした。

アメリカのBSLがある地域で、アメリカンブルドッグをシェルターから引き取った男性が、Facebookに投稿したところ、警察に通報され、犬を取り上げられるということがあったと思うのですが、この警察に通報した人って、男性の近所の人間どころか、BSLがある地域の人間ではなくて、Facebookの投稿を見た遠くに住んだ人たちだったとか…。
しかもこの地域でのBSLにはアメリカンブルドッグは含まれないのに。
見た目だけで判断する。
これって、人種差別と一緒。

> 安易に飼ってほしくないので規制が必要なのは理解できますが、全面禁止でしか達成できないのは悲しですね。

ここなのですよね、問題は。
規制を作った場合、良い飼い主はその規制にきちんと従うでしょう。
でも、愚かな飼い主たちは規制を無視するだろうし、むしろ反してるのがCoolとでも思うかのようにしたい放題。
BSLで犬種を制限したところで、違うブリードを選ぶでしょうし。

 
個人的な理由でピットブルを絶滅させたい人のグループが政治家に働きかけたり、プレッシャーかけているようです。裕福層には関係ない問題という認識なのか、事故の後は、政治家はBSLを支持するような発言をします。

シアトルにも何度かピットブルのドックパークの利用を禁止する活動をしにやってきたことがあるんですが、失敗していました。
 
沢山の犬の中で、カツオ君を気にかけて心にとめておいてくれる人もいるのに
ピットブルを処分って! 条例って!
気持ちがザワザワしちゃう
人間って  なに?  怖い 
Re: タイトルなし 
> Cocoさん。
数年前に、やはりモントリオールでピットブルが女性に飛びついたということがあって、「噛まれた!」と大騒ぎ。
しかしその後、写真等出たのですが、噛まれたというより、引っかかれた…?
この女性は警察を呼んだものの、訴える事はしない、という事だったのですが、問屋はそうは下ろさない。
ピットブルだったからなのか、結局裁判になり、動物愛護に詳しい素晴らしい弁護士のもと、裁判が進んだのですが、ダメでした…。
ピットブルはとりあげられて安楽死されました…。
動物行動学の専門家が、この犬に危険性は一切ない、という証明をだし、噛まれた証拠がないのにも関わらずです。

ピットとは関係なく、無責任な飼い主の、腹立たしい話が2つ程今あって、もうもうもう切れそうです。
Re: タイトルなし 
> きなもっちさん。
あんなに沢山犬がいた中で、ただの雑種のカツのことを気に留めてくれている人がいて、
再会に涙を溜めて喜んでもらって、とても感動・感激でした。

ピットブル処分…市長が「処分しなさい」って言うのには、正直驚きました。
無知って恐ろしい。
無知な人間がトップに立っているのも恐ろしい…。

そして無知だけじゃなくて無責任な飼い主がたくさんいる事実。
昨日私は大通りで犬をひきそうになりました。(後ろから追突されそうにもなりました。そのせいで)
更に、保健所から犬をもらったはいいものの、手に追えなくなり、24時間ケージに入れっぱなし、誰も触れない、処分したい。保健所へ戻した。という話も聞きまして…
もやもやもやもや、本当に腹立たしい
犬の命をなんだと思ってるのか。
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プロフィール

鍋コ。

Author:鍋コ。
★ポン酢★
2008年9月9日モントリオール生。
ボストンテリアXシーズーの雑種♂
皆に慕われる(?)『親分』
4歳で遅咲きアジリティデビュー。

★昆布★
2008年9月10日モントリオール生。
シーズーの♂。
シーズーらしく超頑固。
愛玩犬なのにアウトドア大好き!
無類の肉好き。
トレーニングとなると俄然張り切りだす働き者。

★鰹節(通称:カツオ)★
パピーミルレスキューから譲渡してもらったDNAテストによるとシュナウザーXキャバリアXイングリッシュコッカーXその他雑種♂猿に劇似。
年齢不明。
超怖がり、しかし超優しいヤツ。
クリッカーに始まりオベディエンス、そして現在アジリティデビュー目指し中。

☆鍋コ☆
ポン酢昆布カツオの飼い主。
犬IS MY LIFE。
脱会社員後モントリオールでグルーマーしてます。

☆鍋ヲ☆
鍋コの夫。
カナダ、ケベック人。
アジリティ・犬への情熱半端無し。

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