鍋日記。モントリオール編。

お断り:お料理ブログではありません。犬ブログです。

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Category: もじょ。

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元飼い主と犬が再会してしまうということ。


久々にダメージ喰らう散々な仕事日でございました。

まず、店に着いたら停電…。
この地ではよくあること…しかし店の中真っ暗、暖房は電気なので電気が無いと寒い…。
しかも…携帯電話充電切れ…。はぁ、どうしましょう。
電気は戻ったのですが、初来店で来たのは人間で換算すると90才近い毛玉犬。
エスキモー犬。毛玉をといて欲しいと…。
更に噛み犬さまでございました…。
この年になってしまうと、非常に難しいのです。
優しく優しく…などは、そういう問題じゃないのね。もう通用しないのね。
だって、仕方ない。老いてるんだもん。痛いんだよ。体中が。そりゃ噛むよ。
日本だと10才越えて初来店だと断るトリミング店が多いとか。
分かる…。凄い分かる…。
断りたかったけど、この地では老犬だからとお断りすることはほとんどないし、
何よりこのフェルト状の毛玉で過ごさせるのは、動物虐待である。
よって、乗り気では無かったが、飼い主にその場に残るようにお願いしてトリミング中に、
なんかもう、もの凄いクレームのお客さんが…。
「チップを含めて請求してチップをふんだくっている」という言い分なんだけど、
全然的を得てないし、過去のデータ&料金システムを説明しようが埒開かず、
(心の中で、もうじゃーたかだか5ドルだろ?チップ返すし、店来なくていいし!と思いつつ)
「私にはどうしようもできないので、オーナーに連絡するように言いますね」
と言うも、私を「Crosseur」扱いですよ…。(軽く言うと泥棒)
全然帰ってくれない…

ここで、ケベックのフランス語に興味がある方は、ぜひGoogleで検索してみてくださいね。
侮辱的言葉でございます。

更に、爪切りのお客さんまで、2年前に、小型犬は5ドル→7ドルへ値上げしたのですが、
「いつもは5ドルだ!」と言い張る。

女は強い。というかクレーマーは強い。ぴーちくぱーちく、個人攻撃。苛めですね。

更に、なんでどうしてこうなるの?毛玉だらけのチャウチャウ来店、挙句帰りは吹雪。
しかも前の車が、明らかにサマータイヤで滑ってる…。
あのさ…ケベックは確かに12月15日から冬タイヤという法律があるけど、ここは北国ケベック…
いつ初雪あるか分からないし、更に今シーズン3度目の雪だよね…?
なんで、未だにサマータイヤなわけ??????その理由は何?
あんたみたいな人間のせいで渋滞起こるし、もらい事故して、災難被るんだけど?
と思わず見知らぬドライバーに悪態をつくよね。

前置きが非常に長くなってしまいましたが(本題に入る前に前置きが長い人間です)
この日もう一つのサプライズが実はあったのでした。

(※尊敬するグルーマーさまから届いた荷物の緩衝材がトイレシートで感激して撮った写真)
12091601.jpg

もじょの元飼い主の、大親友の来店……。

もじょの元飼い主は、今でもサロンから徒歩5分のところに住んでいます。
サロンは商店街の中にあるので、十二分に生活圏内です。

私は、モントリオールとは結構離れた市に住んでいるし、
犬を連れてモントリオール市内歩きたくないので、普段犬を連れていても
駐車場からサロンまで、徒歩1分あるか無いか…
普段鉢合わせる機会はあまり無いと思っていたんだけど、、、

我が家で預かりを始めた当時は、サロンに連れていく度に、そわそわして、
サロンとは全然違う方=明らかに元飼い主の家の方に引っ張っていこうとして、
車の中では鳴いて…

しかし、それも長くは続かず、特に私たちが日本に帰る前に我が家の犬にすると決めてからは
まるで昔から我が家にいたかの如く振る舞っているし、サロンに連れてきても
当初のようにそわそわする事も無くなっていたので、油断していた…。

12091602.jpg

もじょの元飼い主の親友も、スパニエルを飼っていて、うちのお客様だったのでした。
いつもは電話で予約取ってくるんだけど、たまたま来店で予約取りに来て
「え…、まさか…もじょ??!」
って。

もじょは、このお客様が来店された時点で、そわそわそわそわ。
その後鳴いて鳴いて鳴いて、鳴くこと3時間。苦笑)
(たまたま予約の空きがあったので、1時間後に予約に来ていただいた。)

12091603.jpg

普段、他のお客さまに反応することは無しのもじょ。

仕方ないよねー。
思い出すよね。覚えてるよね。

これがもし、親友じゃなくて、元・飼い主だったら・・・・・・・・・・・。
かなり大変かも、、、、、、。

12091604.jpg

もじょは、私よりも鍋ヲ君に懐いている。
というか、もじょは鍋ヲ君の犬だからね。

鍋ヲ君を見た時のもじょと言えば、大興奮、うれしくてうれしくて。
ちょっと安心しました。

犬は「今この時」を生きてるから、勿論こうやって会ってしまえば思い出すんだけど、
それを引きずるってことはしない。人間みたいに。
でも、だからこそ、過去よりも良い時間・経験を与えないと、過ごさせないと、
とつくづく思う。

もじょも、車に乗って、鍋ヲ君に会ったら、元飼い主との再会をころっと忘れていた。
現金なもんだ。
でも、それが犬だし、そうであるべき。

12091605.jpg

うちのもう一匹のレスキュー、カツは、また話が違うんだよね。
元飼い主いないから。
所有者ならいるけど…。
だから、もじょのような心配はない。

でも成犬になって初めて得る事ができた家族・愛。
カツはちょっとだけ分離不安になってしまった。
でもマッタン(犬師匠)の家で、きちんと過ごせたもんね。

12091606.jpg

「もしも」とか「万が一」とか考えるのはすごい嫌なんだけど、でも、「もしも」「万が一」があって、
犬達と暮らす事ができない、会う事ができなくなってしまったら…

私は、犬たちに、私のことをきれいさっぱり何もかもを忘れて貰いたい…。

そう思う…。

私のことを思い出すような日々は絶対に送ってもらいたくない…。

『ハチ公』の映画、特にハリウッド版=現代版は、全然美談じゃない。
私の大嫌いな話だ。

12091607.jpg

もじょの元飼い主は、仕切りに「もじょと、偶然に街中で出くわしたくない」と言っていた。
それは自分達の悲しみにもなるけど、それ以上にもじょに悲しい思いをして欲しくないから。

その気持ち、人間のエゴとかそういうんじゃなくて、凄く分かるな…って思う。。。

もじょが悲しい思いをせぬように。
ポン酢・昆布・カツが悲しい思いをせぬように…。
いっぱい楽しい充実した「今」を犬も人間も一緒に過ごせるように。

12091608.jpg



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comments
 
お仕事、お疲れ様でした。
タイトルみて、会っちゃったのかなぁとおもって、ドキドキしました。

もじょ、鍋ヲさんと仲良しなって、楽しい毎日を過ごせて幸せですね。

ココは、同じ過去が繰り返さないか不安なんじゃないかとおもっていた時期もありました。新しい場所へ行っても、置き去りにされることがないっていう新しいパターンの記憶ができて安心できたのかなぁとも思います。やっぱり、楽しい体験の積み重ねって大切ですよね。

私も、ハチ公の人気のツボがわかりません。忠誠心が強い犬への憧れがあるのかなぁ。観てないんですが、泣くというコメント沢山みて「なんで?」って思ってました。
 
最後のもじょ君の哀愁漂う写真にいいですね~

お仕事大変そうで、、、もし、知り合いの犬飼さんたちが、私のお客様だったら、と想像しただけで、疲れました(笑)。

私はマイを飼いはじめた当初は、自由が奪われた犬という目でみていました。自分は単なる妨げでしかないのではないか、とか考えてしまって。今を生きている犬に失礼な人間の弱さでしたよ。。

保護犬活動をされている方の座談会に参加した時、今まで問題行動(ある犬は震え、ある犬は噛みつき)があった犬が、「よし、うちで飼おう。」と決めた瞬間から、その行動がなくなったという話がたくさんありました。

本心というか、決意って伝わるんですね。
もじょもカツ君も鍋家で愛し愛され、
Re: タイトルなし 
>cocoさん。
元飼い主さんの親友は、隣人でもあって、もじょと毎日顔を合わせていたんですよね。
興奮凄かったです。
その後は鳴いて鳴いて、、、
ちょっと仕事場に連れていくの、怖くなってしまいました。

置き去りとか、よく聞きますが、本当によくできますよね~。
誰かが見つけてくれるから良いだろう、くらいの気持ちなのだろうけどそれならまだ保健所なりレスキューに連れていく方がマシなのかもしれないですねT_T

Cocoちゃんも、間違いなく今の生活の方が幸せでしょうね。
もう置いていかれないよ~!

アメリカ版ハチ、ツッコミどころ満載でしたよね~。
全然犬にとっては幸せじゃないと思うし、ついつい冷めた目で見てしまいます。
Re: タイトルなし 
> akaさん。
比較的自由な国・地域で、野良として生を受けた犬…
難しいですねー><
猫はもしかしたら野良は野良で幸せなのかもしれないけど(狩りをする動物だから)犬はどうなんでしょうねー。
マイさんに聞いてみたい!笑)
でも、マイさんは今の生活の方が楽しいわよ、って答えてくれそうな気がします。

人間と暮らす以上、ルールが必要ですし、犬はルールをきちんと決めてくれた方が安心&落ち着いている気がします。
元々群れで暮らす動物だからかなー?とも思うのですが。

> 保護犬活動をされている方の座談会に参加した時、今まで問題行動(ある犬は震え、ある犬は噛みつき)があった犬が、「よし、うちで飼おう。」と決めた瞬間から、その行動がなくなったという話がたくさんありました。

フォスターしている間は、自分の犬ではないからどこか距離を置いて接してしまう気がします。
といっても、フォスターそんな経験ないですが。

もじょは、今もカツと遊びたくて、カツをおちょくってはカツに怒られる…ということをしていますが、
最初は本当にひどかった…。あの温厚なカツが一日に何度も何度も怒って、そのうちもじょが動く度に怒るようになってしまってーー;

でも、「うちで飼うわ!」となってから、回数が激減。
カツも「仕方ないですのだ‥」と大きく構えられるようになりました。笑)
時々怒ってるけど、もじょ本当にうざいから^^;

だから、本心&決意が犬に伝わるの分かる気がします!
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プロフィール

鍋コ。

Author:鍋コ。
★ポン酢★
2008年9月9日モントリオール生。
ボストンテリアXシーズーの雑種♂
皆に慕われる(?)『親分』
4歳で遅咲きアジリティデビュー。

★昆布★
2008年9月10日モントリオール生。
シーズーの♂。
シーズーらしく超頑固。
愛玩犬なのにアウトドア大好き!
無類の肉好き。
トレーニングとなると俄然張り切りだす働き者。

★鰹節(通称:カツオ)★
パピーミルレスキューから譲渡してもらったDNAテストによるとシュナウザーXキャバリアXイングリッシュコッカーXその他雑種♂猿に劇似。
年齢不明。
超怖がり、しかし超優しいヤツ。
クリッカーに始まりオベディエンス、そして現在アジリティデビュー目指し中。

☆鍋コ☆
ポン酢昆布カツオの飼い主。
犬IS MY LIFE。
脱会社員後モントリオールでグルーマーしてます。

☆鍋ヲ☆
鍋コの夫。
カナダ、ケベック人。
アジリティ・犬への情熱半端無し。

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